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2006年秋にオンエアされていたANAのCMのパロディです。
タイトル:「ANA CM デスラー温泉旅行編」デスラー:「ほぉ…何かな…」 そう言い、タランより厚みのある封筒を受け取ったデスラーは封を切った。そして、中を見るなり頬を緩めた。 デスラー:「古代め…なかなか思いやりのある男だ…。タラン!」 タラン:「はっ!」 デスラー:「至急、メンバーを選抜し、一個小隊を組め。地球へ行くぞ」 タラン:「地球でありますか?」 デスラー:「そうだ。ニッポンというところへ行って温泉というものに入るぞ」 タラン:「ははっ!」 ドメルやフラウスキーやガルマンウルフなど入り乱れてのガルマン・ガミラス御一行さま。 ウルフ:「フラウスキー少佐は、何か開発の途中だったのではないですかな?」 フラウスキー:「いや、地球へ行くというからには黙ってはおられません。あの太陽をしらみつぶしに研究するチャンスですからな!」 目が異様に燃えているフラウスキー。太陽制御に失敗したことを相当根に持っているようだ。 ウルフ:「そういえば、ドメル司令官とは久しぶりですな。見たところだいぶ地球行きを楽しみにしているようで」 ドメル:「分かるか。ガルマンウルフ殿にも。地球に行ったら沖田艦長に会うのが楽しみでなぁ〜」 と、割れたアゴを撫でながら目を輝かせるドメル。指揮官として死闘を戦った相手と会うのが相当楽しみなようだ。そんなもんかねぇ〜と思いながら潜望鏡を覗いたガルマンウルフは、一際声を張り上げた。 ウルフ:「目的地、接近!浮上!」 乗組員:「了解!!」 と、言うが早いかガルマンウルフの指揮する艦は急速に海上に浮上し、乗り込んでいたデスラーを始めとする乗員を全部床になぎ倒した。 タラン:「こらっ!いきなり急浮上する奴があるかっ!総統!大丈夫ですか?!」 デスラー:「ああ…大事ない…それよりもう着いたのか?」 ウルフ:「はっ!東京湾に到着致しました!」 穏やかだった海に突然艦が現れてビックリしたのは、古代たちも同様だった。 古代:「うわっ!」 ユキ:「キャッ!古代君!」 真田:「あれは…ガルマン・ガミラスの次元潜航艇じゃないか…地球の海にも潜れるのか」 流石、真田さん。どんな時でも冷静に分析だ。 アナライザー:「マチガイ アリマセン。アレハ ガルマン・ガミラスノジゲンセンコウテイ デス。アッ!ダレカ デテキマシタ!」 飛びついて来たユキを抱えていた古代は、振り向いて喜びに顔をほころばせた。 古代:「お〜い!デスラー!こっちだ」 デスラー:「古代。お招きに預かり光栄だ」 マントをはためかせて挨拶するデスラーを乗せたまま古代たちへ近づく潜航艇。 古代:「こんなに早く来るとは思わなかったよ」 デスラー:「このところ、ヤマトに通信を入れる度に古代たちが旅行へ行っていたので、どんなものか気になっていたのだよ。さぞかしニッポンというところは楽しそうだな」 古代:「ああ。特に温泉はいいところだ。チケットの場所は分かるかい?」 デスラー:「任せてくれたまえ。広い銀河をあてもなくさまよっていた頃を思えば、造作もない。ウルフ!行くぞ!」 ウルフ:「ハッ!」 古代:「ああっ!待ってくれ!デスラ−!潜航艇じゃなく、飛行機で行ってくれ!」 デスラー:「何?」 眉間に皺を寄せ、低く呟いて振り返るデスラー。 デスラー:「古代、君は、我がガルマン・ガミラスの誇る技技術の粋を集めた艦を信用出来ないというのか?」 古代:「違うんだ!デスラー!…あ、どうも、お久しぶり」 デスラーの隣でデスラーのように睨みをきかせていたガルマンウルフに慌てて頭を下げた古代。 古代:「そうじゃなくて、この旅行は、スポンサーからの招待なんだ!そのスポンサーの飛行機を使ってもらわなくちゃ、困るんだよ!」 デスラー:「おお…そうか。そういうことか。ならば、仕方がないな。ウルフ」 ウルフ:「ははっ」(チッ。地球の海を制覇したかったのに) デスラー:「古代。そのスポンサーの名はなんと言うのだ」 古代:「それはもちろん、」 ユキ:「日本全国ANAの」 どこからか:「旅割〜♪」 ユキ:「キャンペーンもね」 古代:「だよ!」 デスラー:「ハッハッハッハッハ〜」 温泉に入り、くつろぐデスラー。そこへ、電話が。 タラン:「古代艦長より、ホットラインが入っております」 湯船の中で受話器を取るデスラー。 デスラー:「やぁ。古代」 古代:「湯加減はどうだい?デスラー」 デスラー:「最高だよ。古代。この湯をガルマン・ガミラス星に持ち帰りたいほどだ」 古代:「それは良かった!明日には、僕たちも合流するから一緒に宴会をしよう」 デスラー:「待っているぞ、古代。ところで君たちは何で来るのかね」 古代:「それはもちろん、」 ユキ:「だっていつでも割引」 どこからか:「旅割〜♪」 ユキ:「キャンペーンもね」 古代:「だよ!」 デスラー:「ハッハッハッハッハ〜」 |